白鳥内科医院

頭痛問診表

とても簡単 頭痛問診表
来院時、受付にご提出ください。
あなたの頭痛の診断が、
より迅速になります。


印刷はこちらから
頭痛問診表ダウンロード

鵠通信

その他のお悩み

医院の概要

〒430-0814
静岡県浜松市恩地町192
電話:053-427-0007
Fax:053-427-0005

主な診療内容
頭痛外来・小児頭痛
(6歳以上の小児を含む)
認知症(物忘れ)外来
パーキンソン病とその類縁疾患

診療時間
○月・火・金
9:00〜11:00
15:30〜17:30
○土・日・祝
9:00〜11:00

休診日
○水・木休診
 (水・木は、祝日でも休診)
計画休診は お知らせ をご覧ください。おおむね1〜3か月先まで、表示してあります。

待ち時間を短くしたい方には、午後4時半から5時(月火金)の受診をお勧めします。
この場合は、平均的な待ち時間は30分程度のことが多いようです。計画休診は、 お知らせ をご確認ください。

当院の総合サイトは
脳検査・治療センター
白鳥内科医院

HOME >> 鵠通信 >> 鵠通信 第131号

鵠通信 第131号

「お上のお達し」や「垂れ流しの報道」を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考え、行動を工夫する
〜新型コロナ時代の健康づくりの勧め お気に入りの「疎な場所」を探そう!〜

まさかあなたは家に籠ったりしていませんか?
「ステイホーム」なんて偉そうに言っていませんよね。
これからお話しすることは、あくまでも、静岡県民、浜松市民に向けたものです。都民や大阪周辺、北海道や北九州向けのお話ではありません。
当院のCOVID-19に対する姿勢は、GW中に、お知らせに載せたとおりです。

COVID-19(新型コロナウィルス感染症)に対する当院の考え方

しかし、いまだに「散歩には行っていいのか?」とか、「散歩中にマスクをする必要があるのか?」という話が絶えません。あまりにも情けないので、数年ぶりに「くぐい便り」を更新することにしました。

いいかどうかというより、それどころか外には出なくてはいけません!体力気力が衰えれば、コロナどころではありませんよ。もちろん散歩中にマスクは不要です。おしゃべりしながら歩く人は、例外ですが。人と出会ってお話をするときに備え、マスクを持ち歩く必要もあるでしょう。ついでに買い物によるなら、お店でもマスクして下さい。

結果的に、浜松市では、流行地への旅行をした方や、夜の飲食店以外では、ほぼ感染者が出ないまま、一波は終了しました。この間、過度に家にこもっていた方は、精神的に不安定になったり、認知症状が進んだり、足腰が衰えたり、頭痛が増えたり、脳梗塞になったり、家の中で転倒骨折したり、大変気の毒な状態になった方も少なくありません。しかも、病院が怖いから、受診はできない、なんてナンセンスです。緊急事態宣言が終了し、慢性頭痛や認知症の初診の方が当院にももどってきたことから、ほっとしています。過度な受診抑制は、ステイホーム同様、健康被害を起こしかねません。当院は特に、再診はほぼ予約の方のみ、予約は1時間に7名迄に制限していますから、密にはなりません。安全です。

ステイホームといえば、都知事が言い出したことだと承知していますが、あくまでも都民に向けての発言です。都知事が静岡県民にむけて発言していたらおかしいですよね。誤解のないように繰り返せば、浜松市でも、夜の飲食や、人の集中する場所、流行地への行き来は避けるべきです。しかし、東京中心の報道に頭を乗っ取られ、家にこもるようでは、愚か者。散歩をするにも密、という東京と、もともと疎な浜松を同列に論じるのはばかげています。

ましてや、モーニングショーなどというのは、名前のごとくショーであって、一種のエンタメです。お笑いと同じジャンル。報道ですらありません。真剣に毎日見るようなものではないのです。

コロナの女王が、正義面したジャーナリストと組んで、なんとかの一つ覚えのように「PCR」と連呼している番組があります。彼女は「PCR検査の件数が少ないままいけば、2週間後には東京はNYのようになる」と発言したそうですが(私はごくたまにしかこの番組を見ないので、伝聞です。しかし、似たようなことは言っていましたね。数人の患者さんもそのように理解していますし)、PCRの件数は少ないまま、東京でも第一波は収束していることはご存じのごとく。しかし、彼女がご自分の発言を釈明したでしょうか?していたなら教えてください。
実際は、コロナの女王こと岡田さんの来歴を見ると、医師資格すらなく、PCR検査にかかわったことがある履歴は見当たりません。それでもPCRについてそんなに語る資格があるのでしょうか?最初のころコンビを組んでいた、中野先生という開業医師は、PCRで確実に新型コロナの診断がつくような話をされていたので、「それはどうかな?」と思い、自分で医学文献にあたったところ、武漢から出ている報告で、感度はほぼ60%という数字があったので、この先生が、あまり勉強していないか、事実誤認を平気で話すことが分かりました。その後、彼をTVであまりお見かけしないようになったのは、偶然ではないでしょう。私も参考文献をつけて、番組に投稿しましたからね。
PCR検査が不要だというわけではありません。むしろ必要です。保健所などという比較的小さな地方組織にまかせているから件数が増えないのです。せめて県単位で一台くらいは全自動に近い検査機器を数千万円で導入し、運用は民間に任せれば、件数は自然に増えます。検査依頼の際に、民間検査会社が何年も前から導入しているように、決まったフォーマットに入力するようにすれば、結果が出てもいつの検査かわからない、同じ人が何回も検査をすることがあるから、新たな患者なのか同じ患者さんの2回目の陽性かもわからない、などという馬鹿げたことは起こりません。検査の仕組みを、賢い人が設計しないから、十万円重複入金問題、みたいなことがあちこちで起こっているのです。利権ありきで何百億円という巨額なお金を動かすから、プアーなものにとてつもない予算が必要になるのです。これは政治の機能不全で、コロナがきっかけで、明白になったに過ぎません。

つまり、TVや政府の言うことをすべて鵜呑みにしていては、駄目だということです。
もちろん、素人の方が医学文献にあたって調べるのはハードルが高すぎます。でも、「本当に家に籠る必要があるだろうか?」という疑問は必要でしょう。目的は「家にこもる」ことではなく、「人との接触を減らすこと」「特に、ハイリスクの人が集まると思われる場所を避けること」だと理解していれば、おのずと行動は決まってきます。
その目で探せば、必ず身近に行動できる疎な場所があるはず。

「公園の駐車場も閉鎖されていた」と嘆くだけではなく、どこなら人も少なく、自分にとっては魅力的で、しかもさほど人に迷惑をかけずに行動できるか。それを探るのは、楽しみでもあります。自粛警察みたいに「あれもだめ」「これもだめ」という態度では、戦時中の日本のようです。日本では同調圧力が強いため、強制的ではなく、人の移動を減らすことができたのですが、あまりほめてばかりもいられないと思います。この同調圧力のため、日本では個性が育ちにくいばかりか、新たな産業も生まれにくいのは、たびたび指摘されてきたこと。

次回は、自粛期間中の私の新たな行動、をご報告しようかな。
ご存じのように、私は大の旅行好き。特にこの三年間は、夫婦で世界中を旅してきました。
夫婦ともども「ちょっと無理したけど、行けるうちに世界を旅しておいて良かったあ」と振り返っています。皆様にもご協力いただきました。有難うございました。
まあ、これから2年くらいはおいそれと海外には出かけられそうにないし、今年前半に予定した旅行も、大変な思いをして現在キャンセル作業をしていますが、そんな私が選んだ新たな生活、健康維持を兼ねた趣味とは?

ページトップへ戻る