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医院の概要

〒430-0814
静岡県浜松市恩地町192
電話:053-427-0007
Fax:053-427-0005

診療科
内科
神経内科
小児科
リハビリテーション科

診療時間
○月・火・金
8:30〜11:00
15:30〜17:30
○土・日・祝
8:30〜11:00

休診日
○水・木休診
 (水・木は、祝日でも休診)
臨時の休診は お知らせ をご覧ください。おおむね1〜3か月先まで、表示してあります。

なるべく待ち時間を短くするためには、朝9時前に早めに来院なさるか、比較的すいている午後5時前の受診をお願いいたします。
受付さえ済ませれば、「初めて経験する頭痛」でなければ、いったんの外出も可能です。

当院の総合サイトは
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HOME >> ドクター白鳥の頭痛相談室

ドクター白鳥の頭痛相談室

ドクター白鳥の頭痛相談室(その1)

年間300人以上の、片頭痛患者さんを診察しているドクター白鳥の、気まぐれエッセイ。
スタートします。

片頭痛とは

あなたは、頭痛を経験したことがありますか?
「ハイ」と答えたあなたは、8.4%の人に含まれている可能性があります。
これは「片頭痛」の年間有病率です(Sakai&Igarashiによる)

「片頭痛」は、一般用語でも使われますが、
その際は「偏頭痛」と記載されることが多いですね。
実は、頭痛分類の中のひとつのタイプなんですが、医学用語では、「片頭痛」と記載します。

そんな片頭痛。どんな人がなりやすいかご存知ですか?
勘のいいあなたは、ピンときましたね。
お医者さんは、あなたが、男か女か、年齢は?どんな食習慣の人か?仕事は?などから、
起こりやすい病気をしぼって推理しているんです。
次回はその話題から。

ドクター白鳥の頭痛相談室(その2)

悪魔の誘惑 市販薬の使いすぎに気をつけろ!

あなたは、市販薬には「頭痛の回数を増やす」性質を持つものもあることをご存知ですか?

たとえば、鈴木さん(37才女性)の場合。
自営業を手伝いながら、嫁、妻、母と一人何役もこなす、がんばり屋さん。
中学のころから、たまに片頭痛がおきていました。
そして、出産後からは、年に何回かひどい頭痛に悩むようになりました。
ここ数ヶ月、頭痛の回数が増え、最近では二週間も頭痛が続き、ついに受診。
「市販薬は使っていますか?」
「ハイ」
「一ヶ月でどれくらい?」
「二日に一度ぐらい…」

案の定でした。多忙が原因の片頭痛。
だからこそ、生活に支障をきたさないよう、
鈴木さんは市販薬をたくさん服用していたようです。
まさか、それが頭痛を増やす原因とは、ご本人も知らなかったのです。

そんな片頭痛。どんな人がなりやすいか、ご存知ですか?

(その1)で、そんな質問をしてみました。
お医者さんは、あなたが、男か女か、年齢は?どんな習慣の人か?仕事は?などから、
起こりやすい病気をしぼって推理しているんです。

片頭痛は、日本での調査では、人口全体の8.4%、
それが三十歳代の女性では17.6%、四十歳代では18.4%にも及んでいます。

あなたが女性で、十代のころは、「たまに頭痛があるな〜」という感じで始まり、
就職や、「あれ、妊娠したら頭痛がなくなった。
このまま治るのかな〜」と期待した途端、出産を機に増えた頭痛があれば、
それはおそらく片頭痛。

子供のころ、「おなかが弱かった」「乗り物酔いをしやすかった」方も、
将来片頭痛になりやすいのです。

片頭痛は遺伝する?

さらに、お母さんに「若いころ、頭痛で悩まなかった?」と質問して、
「そうね、あなたが子供のころは、頭痛で寝込んだこともあるわね。」などという答えが
返ってくれば、まず間違いありません。
特に、母から娘は、50%程度、つまりおおよそ半分は遺伝すると言われています。

では、どうすればいいの?

女性に多く、子供のころの乗り物酔い、就職や出産、遺伝も関与するのが
片頭痛と分かりました。
でも、市販薬は、安易に使わないほうがいいようです。

では、対策はどうすればいいのでしょう?
実は、片頭痛を、治療で0にすることはできません。
しかし、頭痛を起こしやすい生活習慣に注目し、頻度や程度を減らすことは可能です。

次回はまず、鈴木さんのように思わず「頭痛薬中毒」になってしまったときの
対処方法「MHOをご存知ですか?」をご紹介しましょう。

ドクター白鳥の頭痛相談室(その3)

悪魔の誘惑 「MOHをご存知ですか?」

MOH。
あなたが頭痛の経験者なら、ぜひ、知っておきたい言葉です。

「○ファリン」が山積みで売られている秘密

○ファリンなどの鎮痛薬が、ドラッグストアでまとめて安売されているのを
ご覧になったこと、ありませんか?
今年から、薬事法の改正でなくなったかもしれませんが。
何気なく通りすぎれば気が付かない風景。
専門医から見ると、
「あ〜〜これこれ、頭痛薬をまとめ買いして毎日飲んでいるんだな。」
とわかります。

「慢性連日性頭痛」とは?

MOHの話に入る前に、まずはあなたに質問。
頭痛の患者さんは、どんな症状を訴えて来院されることが多いでしょうか?
三つの選択肢から選んでください。

@「いつもの頭痛が、いつものようにあるんです。」
A「いつもの頭痛とは、痛む場所(痛み方)が違うので、、」
B「いつもなら、たまに頭痛がするだけなのに、
  ここ十日ほど、毎日頭痛が続いているんです。」

選びましたか?

@と答えたあなた。まだまだ人の心理と行動がわかっていません。
A、Bは、どちらも多いのですが、一番多いのはB。
「慢性連日性頭痛」とは、
「一日四時間以上の頭痛が月に十五日以上、三ヶ月続く」状態、
と定義されています。
実際には、三ヶ月経つ前に来院されるにしろ、
長く続く頭痛に悩んで受診する方が多いのです。

連日性頭痛の原因は?

その「連日性頭痛」の原因が、
MOH(MEDICATION OVERUSE HEADACHE=薬物乱用頭痛)という場合があります。

鈴木さん(37歳女性)は、最近、毎日頭痛がするので来院。
「朝から痛いんです」と浮かない表情。
この連日性頭痛の原因は、全部はわかっていません。

しかし、中でもMOHならば、とてもわかりやすい特徴があり、しかもよく見かけます。
例えば「月に15日以上も頭痛、かつ10日以上鎮痛薬を使用」という場合には
疑ってください。
片頭痛が「肩や首がこってから始まる」のに対し、
MOHは「起床時から痛い」というのも特徴。

MOHは特に市販薬の服用でおこりやすく、
市販薬で良く使われる成分のカフェインと関係しているという説もあります。

「頭痛を治そうとして、頭痛薬を使っているうちに、
 その副作用でどんどん頭痛が増えてしまった、、。」
どこかで聞いたことがあるような話ですね。

「頭が痛くなるとなにもできなくなっちゃうから、それが怖くて
 頭痛薬がどんどん増えてしまった。
 そのうち毎日朝から頭痛がするようになって、、。」という方もいます。

MOHは難治ですが、70%は適切な治療で治ります。
ただ、そうなる前に守ってほしい「三つの習慣」があります。

(次回「頭痛で病院に行く前にしてほしい三つの習慣」に続く。
 内容の一部は、中日ショッパーで連載されています。)

ドクター白鳥の頭痛相談室(その4)

U君は不登校?

「最近、頭が痛いと言って、何日も学校を休んだんです。
子供でも、頭痛なんてあるんですか?」

U君(十歳)は、悪い病気を心配したおばあちゃんと受診。
診察の結果、悪い病気ではありません。
「じゃあ、不登校になったんでしょうか?」そうでもありません。

ゲームとサッカーが大好きな、元気な男の子。
お母さんも頭痛もちで、診断は片頭痛です。
そんな片頭痛が悪化するきっかけは、ストレス(筋緊張)、ほっとしたとき、睡眠不足、寝すぎ(日曜のサンデーヘデック)、一時間以上の昼寝、低血糖(食事を抜く)、炎天下、激しい運動、人ごみ(買い物)、たばこの匂い、チョコレートなどの食べ物、飲酒、花粉症、副鼻腔炎、甲状腺疾患、貧血、天気の変わり目、生理前後など。

U君の場合は、ゲームのしすぎで、寝不足から片頭痛の頻度が増えたようです。

予防法は、可能な限りきっかけを避けること。
だから、(1)規則正しい睡眠、(2)食事は毎日同じ時間にしっかりとる、(3)肩こりに引き続き頭痛がする方は定期的なストレッチ、が大切な三つの習慣。
U君は、お薬と昼寝でまた元気に学校に行けるようになりました。

片頭痛の予防に役立つ食物は?なってしまった時の対策は?

食事は、マグネシウムやビタミンB群の摂取が予防に。
マグネシウムは、ひじきや黒豆、黄緑色野菜に多く含まれます。

生理時に頭痛と便秘になる方は、便秘薬のカマ(酸化マグネシウム)を服用すると一石二鳥。
肌荒れ・口内炎を伴う方は、ビタミンB製剤を服用するサインだと思ってください。
片頭痛の対策としては、静かなところで休む、寝る、痛むところを冷やす、こめかみを押さえる、など。

片頭痛は、緊張性頭痛と違い、温めるとかえって悪化することが多いので注意!

片頭痛のあなたに共通する性格とは?

片頭痛のあなたは、どんな性格をお持ちですか?
「我慢していて最後に爆発する」性格ではないでしょうか?
その性格を改善する工夫をし、「以前ほど頭痛がおこらなくなった」とおっしゃる片頭痛の先輩もいます。

なぜ、片頭痛を放置すると危険なのか?近年、片頭痛の治療が進んだ秘密

「片頭痛を放置していると将来脳梗塞になりやすい」という研究があります。
我慢は禁物。
毎月頭痛のある方は、お薬(頭痛時はトリプタン製剤が特効薬、予防薬はテラナスを始め各種)の安全な使用方法を、ご相談ください。
吐き気の強い方や、一気に痛みのピークが来て、飲み薬が間に合わないタイプ、群発頭痛(鵠通信H21年6月号参照)には、イミグランの点鼻薬や在宅自己注射(鵠通信H21年9月号参照)も可能になりました。

(内容の一部は、中日ショッパーで連載されています。来月「トリプタン製剤服用のベスト・タイミングとは?」に続く。)

ドクター白鳥の頭痛相談室(その5)

トリプタン製剤服用のベスト・タイミングとは?

■片頭痛発作の経過を知ろう

そのためには、まず、あなたの片頭痛発作をよ〜く知る必要があります。
表は、ドクター白鳥が診察室で用いている、本来なら門外不出のもの。
くぐいだより愛読者のあなたにだけ、こっそりお見せします。
片頭痛発作のときの、典型的な経過を示しているので、誘因・予兆期・前兆期・頭痛期をじっくり見て、あてはまるものに印をつけてください。

ドクター白鳥の頭痛相談室(その6)

片頭痛の予防薬を使うときはどんな時?

前回十月号では、片頭痛の特効薬トリプタン製剤(イミグラン・マクサルト・ゾーミック・アマージ・レルパックス)を服用するタイミングをご紹介しました。
今月は、予防薬のお話です。予防薬を考慮するとき、三つのパターンがあります。

まず一つ目。
あなたは月に何回頭痛で「痛い思い」をしていますか?基本的に「月0〜一回」という方は、予防療法の適応にはなりません。「月二回以上」のとき、初めて予防薬投与を患者さんと相談することになります。

二つ目。
薬物乱用頭痛(八月号参照)に陥っているとき。薬物乱用頭痛の治療は、「頭痛薬をやめること」です。しかし、ただやめるだけでは、つらさが身にしみます。この際は、予防薬の助けを借りると、比較的楽に頭痛薬をやめられます。

三つ目。
これは特殊な片頭痛。頭痛の前兆時に、片麻痺(右手足または左手足)をともなうようなときには、予防薬の対象となります。

(予防療法には、どのようなお薬があるのか?に続く)

ドクター白鳥の頭痛相談室(その7)

片頭痛の予防薬にはどんな種類があるのか?

前回は、どのような方に予防療法が必要か、をお伝えしました。おさらいすると、片頭痛発作が「月二回以上」のとき、薬物乱用頭痛(平成二十一年八月号参照)に陥っているとき、頭痛の前兆期に片麻痺(右手足または左手足)をともなうとき、でした。

今回は、片頭痛の予防療法には、どんなお薬があるのか?です。だんだん、核心に来ましたね。実は、表のごとく、予防薬には多種類あり、患者さんの妊娠希望の有無、他にも病気があるか?などを考えながら決めます。第一選択は、テラナス(ミグシス)、デパケン、トリプタノール、インデラルから選ぶことが多いです。

ドクター白鳥の頭痛相談室(その8)

片頭痛予防薬の使い方

前回は、片頭痛の予防薬には多種類あることをご紹介しました。

今回は、その使い方。大前提として、効果の判定には二ヶ月間を要します。二ヶ月服用して効果がなければ、他の薬に変更。効果判定には、「頭痛ダイアリー」をご自分で記入して頂きます。

三〜六ヶ月服用し、少しずつ減量します。いったん頭痛が減ると、一定期間は減ったまま維持できる方が多いようです。

具体的に予防薬のを選択するときは、こんなことを考えながら選んでいます。

■テラナス・ミグシス(カルシウム拮抗薬)

本邦で保険適応のある唯一の予防薬です。二ヵ月後には、六十四%の患者で、片頭痛発作の頻度・程度の軽減が期待できる。安全な製剤です。

■デパケン(バルプロ酸)

日本では抗てんかん薬として発売。二ヵ月後には、片頭痛発作を平均4.4回/月から平均3.2/月に減少。神経細胞の興奮性を抑制するので、「我慢していて爆発しやすい」タイプの方に用います。催奇形性があるので、妊娠を予定している方には用いません。人により眠気・肝障害が見られます。慢性連日性頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛にも有効。

ドクター白鳥の頭痛相談室(その9)

片頭痛予防薬の使い方(続き)

■トリプタノール(塩酸アミトリプチン)

日本では抗うつ薬として発売。鬱傾向のある方に用います。口が渇いたりふらついたりすることがあるので、寝る前に少量から開始。

■インデラル(β遮断薬)

日本では降圧剤として発売。血圧が高めの方に用います。欧米では最もよく使われるお薬ですが、日本人では血圧低下・徐脈によるふらつきがやや多いようです。喘息のある方は使えません。

■ゼストリル・ブロプレス

同じく降圧剤として発売。高血圧と伴う方に使用。
やや高価ですが、安全性は高い。

■ぺリアクチン(抗ヒスタミン剤)

小児の片頭痛に用います。人によりふらつきや食欲亢進が見られます。

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